私の安息死研究会

メタ次元の安楽死 「人間の神」と「地球の神」

 






「人間の神」と「地球の神」の物語

 ユダヤ教やキリスト教のエホバ、イスラム教のアッラー、ギリシャ神話のデウスや天照大神などの神々は人間が考えた神ですから、一括りにして「人間の神」と呼びましょう。では、私たち人間や地球上の全ての生き物や無機物を造ったのはだれでしょうか?造った者がいるはずですから、その天地創造の主のことを「地球の神」と名づけましょう。

 「地球の神」は38億年前に地球上で初めて有機化合物の生命体を造りました。
そしてその生命体すなわち単細胞のバクテリアの命の中に3つの遺伝子を埋め込みました。

この3つの「生の遺伝子」「性の遺伝子」「死の遺伝子」の相互作用が原動力となって生命体の新陳代謝と進化発展のプロセスが進行して、最後に人間になりました(田沼靖一2008年)。
このように人間の命は「地球の神」からの授かり物です。念のため、「人間の神」から授かったものではありません。

イスラエル人類史学者ユアル・ノア・ハリ著『サピエンス全史』

250万年前 アフリカでホモ(ヒト)属が進化する。最初の石器発明。
100万年前 人類がアフリカ大陸からユーラシア大陸へ拡がる。異なる人類種が進化する。
50万年前 ヨーロッパと中東でネアンデルタール人が進化する。
30万年前 火が日常的に使われるようになる。
20万年前 東アフリカでホモ・サピエンスが進化する。
7万年前 認知革命が起こる。虚構の言語が出現し、対話、神話が作られる。歴史的現象の始まり。ホモ・サピエンスがアフリカ大陸の外へと拡がる。

生き過ぎたりや75、いざ死に花を咲かせん

この言葉は、大坂夏の陣(慶長20年[1615年])で華々しく戦って最後を飾った真田幸村などの戦国武士の心境を歌った辞世の句であり、江戸時代初めのバサラ者 大鳥逸平が旗指物に歌った言葉です。 我々も人生の最期を悔いのない形で閉じたいものです。

研究会テーマ発表

  1. HOME
  2. なぜ私の安息死研究か
  3. 私の命は私のもの
  4. 自分の命 一人称の死
  5. 安楽死で死なせてください
  6. 肉体的治療と統合的治療
  7. 死の美学

    ~終わりよければすべてよし~

  8. 人間の神と地球の神
  9. 「サピエンス全史」と地球の神
  10. 安楽死研究遍歴の旅
  11. 研究ノート 安楽死合法化の戦略論
  12. 安楽死参考文献
  13. 性悪説で作られた刑法202条