私の安息死研究会

「私の安息死研究会」理念

 

1.宗教の問題 

キリスト教は自殺を禁じています。キリスト教とはなんだろう?キリスト教といっても 人類がいなければ存在しえません。エホバの神やアッラーの神やギリシャの神や天照大神はみんな人間が考えた「人間の神」です。

地球や地球上の万物を造った天地創造の主は「地球の神」です。「地球の神」は全ての生き物に死ぬ運命(死の遺伝子)をはっきり与えていますが、自殺をしてはいけないという具体的な(遺伝子のような)意思表示はどこにも見当たりません。

2.刑法の問題

刑法とは悪いことする人間を罰するために性悪説に基いて作られた法律です。不治の病気で苦痛に喘ぎながら死なせて欲しいと嘆願する患者や家族の必死の願いに応えて注射をして患者を死なせると、その良心的な医師は刑法202条の自殺ほう助罪で罰せられ、医師免許も没収されます。死なせて欲しいと嘆願する患者は憲法で基本的人権を保証されているにもかかわらず、法律の力で強制的に延命させられ地獄の苦しみを味わわされています。これは明らかに基本的人権の無視です。さらに、善意によって患者を死なせた医師の良心的行為を刑法で罰するのは裁判官の越権行為です。刑法202条を無批判に適用するのではなく、賢明に運用すべきです。

重要!!
2016年および2019年にカナダ連邦議会とドイツ連邦議会が、 刑法の自殺ほう助および同意殺人の全面禁止の規定は憲法違反であるとして、 この刑法改正によって安楽死を合法化した。

3.財政の問題

間もなく100歳まで長寿になると日本人は浮かれていますが、年金や医療費など福祉関係費用がうなぎ上りに増加していずれ国家財政は破綻の淵に立たされます。生きたい人を死なせるのは罪ですが、死にたい人に喜んで死んでもらえれば、ありがたいことに財政負担が軽減できます。また、年老いて、恐ろしい不治の気で苦しんだり認知症になりながらも生かされ続けたりすることなく、家族ともきちんとお別れをした上であっさりと安楽死できるという制度ができれば、それまでの人生を精一杯生きようという勇気が湧いてきます。

現在、ガンなどの不治の病で末期の病床にあって、肉体的・精神的苦しみに身を割かれる思いをしながら生かされている患者と介護を担っている家族の方々のために、何とかして積極的安楽死を合法的に実行できる社会を実現したいと考えます。上記の問題を正しく認識していただいて、皆さまのご支援をお願いします。

研究会テーマ発表

  1. HOME
  2. なぜ私の安息死研究か
  3. 私の命は私のもの
  4. 自分の命 一人称の死
  5. 安楽死で死なせてください
  6. 肉体的治療と統合的治療
  7. 死の美学

    ~終わりよければすべてよし~

  8. 人間の神と地球の神
  9. 「サピエンス全史」と地球の神
  10. 安楽死研究遍歴の旅
  11. 研究ノート 安楽死合法化の戦略論
  12. 安楽死参考文献
  13. 性悪説で作られた刑法202条